最高位戦リーグ研修体験レポート(講師: 新津潔代表、華村実代子プロ、石橋伸洋プロ)
先日、2013/04/21(日) 12:00~16:00 第38期 最高位戦リーグ研修に、取材を兼ねて特別参加させて頂きました。今回は、「実際の雰囲気はどうだったか」「参加するメリットは?」など体験レポートという形で、お届けしたいと思います。麻雀プロになりたいと思っている方は、必見ですよ!
[追記: 2014年より、名称が【麻雀アカデミー】に変更されました。最高位戦の豪華講師陣がマナーや作法、麻雀技能や知識などについて講義し、「麻雀プロ」への道をサポートしてくれます。]
当日は、全7回ある研修の2回目で、テーマは『最高位戦のルールとマナーの確認』 講師は、新津潔代表、華村実代子プロというお二人に、途中から石橋伸洋プロも特別参加され、非常に豪華な3人にご指導頂きました。
▼ 講師陣も豪華。力の入った「最高位戦リーグ研修」
そもそも、この研修はどういったものかと言うと、
プロに興味はあるけれど、いきなりプロテストを受けるのはちょっと自信がないという方に向けた研修
との事で、プロの方が対象でなく、「最高位戦のプロになりたい」アマチュアの方を対象にした研修です。
(なお、自分は、特定の団体のプロになるつもりは無いのですが、「プロ並みのマナーを身につけたい」「プロの方がどういう研修をされているのか興味がある」などの理由で、取材を兼ねて特別参加させて頂きました)
で、まず感じたのは、講師陣が、非常に豪華だということ。
参加する前は、てっきり、2~3年目ぐらいの若手プロが、(言葉は悪いですが)研修講師として駆り出されているのかと思ったら、講師が、なんと新津代表ですからね。テーマ毎に、担当講師は変わるそうですが、次回以降は、現最高位の近藤誠一プロや、著名な吉田光太プロが講師を担当される予定だとか。「リーグ研修に、本当に力が入っている」という印象を受けました。
ルール・マナーについて、詳細に記述してある、配布テキストも参考になりましたし、研修中も、
「麻雀プロはアマチュアに支えられているのだから、とにかくアマチュアの方を大切にしないといけない(新津代表)」
「プロになったら、打牌の説明ができるように(石橋プロ)」
など、名言も飛び交っていて、非常に勉強になりました。華村プロも、麻雀教室「紅孔雀」でもご活躍されている事もあって、教え方が的確で、本当に分かりやすかったです。
▼ 参加者も真剣そのもの
「どういった人が参加するんだろう」と思っていたのですが、今回は、僕を除いて全12人で、男性8人・女性4人。思ったより年齢層が様々で、女性が多かった印象。
(質問もしやすい雰囲気で、講師の方にいろいろ指導して頂きました。)
(写真掲載OKと言って頂いた方のみ、掲載させて頂いています。)
参加者は、「フリー雀荘で働いています」「競技麻雀大会に参加しています」と言った、雀力の高そうな方が大半ですが、中には、「まだ点数計算は、分からないですが、プロになりたくて愛知から来ました」という若者もいて、「点数計算できないのにその熱意と、行動力は凄い!」と妙に感心しました。
僕も、点数計算については解説してますが、やる気があれば1ヶ月ぐらいで覚えられると思いますので、大事なのは、現時点の雀力ではなくて、「どれだけ真剣にプロになりたいか」という熱意ではないかと感じました。
▼ エグザメン(絶対評価の試験)形式
ところで、フランス語には、試験を表す言葉が2つあるのをご存じですか? ひとつは「コンクール」。これは、合唱コンクールなど、他者との比較によって、入賞者や合格者が決まる、いわゆる相対評価の試験。試験では無いですが、オリンピックのメダルなどもそうですね。
もうひとつは「エグザメン」。これは、「70点以上なら全員合格」など、いわゆる絶対評価の試験。自動車教習所の学科試験などは、こちらですね。
最高位戦の事務局さんに確認させて頂きましたが、最高位戦のプロテストや、リーグ研修の試験は、エグザメン(絶対評価の試験)形式とのこと。
その形式は、個人的にも賛成で、研修を受けている時も、講師陣の、「参加者の方を、なんとか合格基準に引き上げてあげたい」という優しさと、「試験では、合格基準に達しなけば、絶対合格させることできない」という厳しさを感じました。
この形式だと、参加者同士は、誰かを蹴落として合格するものでは無いので、「頑張って、一緒にプロなろう!」という感じで、雰囲気は良好ですよ。(僕も少しだけ顔を出させてもらいましたが、終わった後に飲みに行きましたよ!)
▼ 最高位戦リーグ研修参加の3大メリット
長文になってきたので、今回、リーグ研修参加させて頂いて、感じたメリットをまとめると、主に以下の3つ。
参加者、一人一人次第の所もありますが、これは非常に大きなメリットですね。
まぁ、「既に合格できる実力がある方や、プロの方と交流がある方」は、受けなくても大丈夫かと思いますが、 最初に言ったように、『プロに興味はあるけれど、いきなりプロテストを受けるのはちょっと自信がないという方』には非常にオススメだと感じました。
ちなみに、一回あたりの受講料は3,500円。全7回で、研修最終日にはプロテスト相当の試験(筆記・実技両方)を行い、合格すれば、プロテスト免除で、プロになれるとの事。研修合格するためには、最終日の試験を含めて5回以上の参加が条件との事です。
現在、実施中の研修は、2回目が終わったので、次回の3回目から毎回参加すれば、今からでも合格は可能で、まだ参加受付中との事。
ご興味がある方や、参加を迷っている方は、ひとまず5月6日(月祝)に開催される第3回目の研修に参加されると良いと思いますよ。研修内容の詳細や、お問い合わせ先は、最高位戦日本プロ麻雀協会の公式サイトにてご確認ください!
※ 講師の新津潔代表、華村実代子プロ、石橋伸洋プロ。そして参加者の皆様、ご協力ありがとうございました。ご縁があった参加者の中から、将来、最高位が誕生して、優勝インタビューできたら良いなと思います^^