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実はキッチリと符計算をしなくて良い? [点数 実践.4]
実践編コツ3は、ご覧いただけましたか?このページでは、さらに符計算を早くするコツをお伝えします。『実は上級者ほど、キッチリと符計算をしていない』んですよ。
早速ですが、次の手牌の符を数えてみて下さい。何符かすぐに分かりますか?
これはどうですか?
1つ目は、基本の【20符】+メンゼンロン【10符】+カンチャン待ち【2符】で【32符】→【40符】
2つ目は、基本の【20符】+メンゼンロン【10符】+ペンチャン待ち【2符】+役牌の雀頭【2符】で【34符】→【40符】になります。
両方すぐにできましたか?僕ならわざわざ32符だ34符だとキッチリと符計算せずに、パッと形を見て判断します。ちょっと誤解されかねない発言ですが、これからその考え方をご説明しますね。
点パネとは、例えば32符→40符に、48符→50符などに、1の位が切り上がることを言います。符ハネと言う人もいますね。
実は、上記の例のような32符か34符かは重要でありません。点パネするかしないかの境目である12符あるかがポイントになります。以下で、点パネするかしないかの見極め方を伝授します。まずはメンゼンの場合を考えてみましょう。
実践編コツ3でお伝えした通り、「ピンフ・チートイツ以外」のメンゼンロンあがりは、40符になりますが、42符に届いて、50符に点パネするかがカギになります。
実践では、手牌にカンツがない場合が多いので、その場合はアンコーが8符あるかが最大のポイントです。この表をみると分かりますが、実は【アンコーが無い場合は、絶対に点パネしない】んですよね。
これをふまえて上記の2つのケースをもう一度見てみましょう。さきほど『パッと形を見ただけで判断』といったのは、 手牌にアンコーがあるか確認していたんですね。
この手は、「ピンフ・チートイツ以外」のメンゼンロンあがりで、アンコーが無いので、一瞬で40符と分かります。
さらに、アンコーが8符あるかがポイントなので、2~8牌のアンコー1つなら、点パネしない事も分かります。【1・9・字牌のアンコーかどうか】もポイントですね。
↑この2つの手も、2~8牌のアンコー1個なので、12符には届かず、40符と分かりますね。
ここまで理解してくれた人は大丈夫だと思いますが、"キッチリ符計算をしていない"とは、『だいたい合ってるから細かい符計算が不要』なのでは無く、『絶対に符が決まるケースでは、わざわざ細かい符を求める必要がない』という意味ですから、誤解しないで下さいね。
それでは、次にメンゼンツモあがりの場合を見ていきましょう。ツモあがりの場合も、12符あるかどうか。32符に届いて40符に点パネされるかがポイントです
アンコーが6符あるかが最大のポイントですが、基本的な考え方は、ロンあがりの時と一緒ですね。ツモあがりの場合も、【アンコーが無い場合は、点パネしない】事が分かりますね。2~8牌のアンコー1つなら、点パネしない事も分かります。
※ ただし、ダブ東などの連風牌を4符とする特別ルールでは、ツモあがりの場合は、2~8牌のアンコー1つのケースでも、点パネする可能性があります。
これを、知っているとかなり点数計算が早くなるので、ぜひ覚えておきましょう!
鳴いた手は、いろいろなパターンがあるのですが、メンゼンの手と同様に1・9・字牌のコーツがポイントになります。
カンチャン待ちの【2符】+1・9・字牌のアンコー【8符】+2~8のミンコー【2符】の【計12符】で点パネする例
ツモの【2符】+カンチャン待ちの【2符】+2~8のアンコー【4符】+1・9・字牌のミンコー【4符】の【計12符】で12符の点パネする例
ただ、1・9・字牌のコーツが関連しなくても、点パネするケースもあるので、鳴いた手牌は、やはりケースバイケースですね。
ツモの【2符】+ペンチャン待ちの【2符】+役牌の雀頭で【2符】+2~8のミンコー【計6符(2符が3つ)】の【計12符】の点パネする例
符計算の経験を積んで慣れてくると、メンゼンでも鳴いた手でもこの手は『点パネしそうかの判断』が素早くできるようになりますよ。ぜひ、実践でいろいろなケースの経験を積んでください。
まとめ: メンゼンでも鳴いていても、「12符」あって点パネするかが重要。
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