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第8回モンド名人戦(13/14) 決勝進出者の意気込みなど
注意:このページは、予選結果のネタバレを含みます ので、予選をまだご覧になってない方はご注意ください。決勝結果のネタバレはありません。優勝者はどのプロになるでしょうか!?
以下、予選1位の選手から、決勝の意気込みなど をご紹介いたします。予選全14戦の実況・解説を担当した、土屋アナ&馬場プロのインタビュー も掲載しています。
予選1位 前原雄大プロ (日本プロ麻雀連盟)
予選合計 +156.2(対局順の成績 「1位 +61.3」「1位 +46.5」「3位 -23.1」「1位 +52.3」「2位 +11.8」「1位 +46.0」「4位 -38.6」)
7回中4回トップを獲得! ダントツで予選突破を決めた、前原雄大プロ。この勢いを決勝に持ち込んで、名人戦連覇となるでしょうか。
※ 決勝に臨む直前に、土屋アナへ語ったコメント抜粋。(決勝第1戦放送より。以下同様)
――― (土屋アナ) まずは、予選見事トップでクリア。前原雄大プロです。いやぁ、ディフェンディング・チャンピオン。そして、今年も予選道中、堂々トップで通過。いかがですか?
いや、特に無いです。
――― (土屋アナ) まぁ、そうですよね。それでは、決勝2戦、まずは初戦に向けて、ひとこと意気込みを。
頑張ります!
予選2位 新津潔プロ (最高位戦日本プロ麻雀協会)
予選合計 +100.4(対局順の成績 「1位 +41.6」「2位 +33.5」「2位 +14.7」「2位 +15.5」「4位 -41.7」「3位 -8.1」「1位 +44.9」)
安定感抜群の新津潔プロも、+100越えの2位通過。今回の名人戦は、前原プロ&新津プロの2人だけがプラスの成績となりました。
――― (土屋アナ) 続きまして予選第2位は、新津潔プロです。新津プロにとっての、この予選道中はどうだったんでしょうかね?
ん~、苦しい場面もあったんでね。ホッとしています。
――― (土屋アナ) さぁ、今後は優勝に向けて2戦のスプリント勝負になりますけども。初戦、どう戦いたいとかありますか?
攻めのキツいメンバーなんでね、押しつぶされないように頑張ります!
予選3位 小島武夫プロ (日本プロ麻雀連盟)
予選合計 -14.0(対局順の成績 「4位 -30.2」「1位 +68.1」「4位 -40.0」「3位 -27.5」「3位 -29.6」「3位 -17.1」「1位 +62.3」)
最終戦でトップを取って、見事に逆転での決勝進出を決めた小島武夫プロ。3位&4位が多かったものの、二度のトップが、両方とも大きなトップとなりました。
――― (土屋アナ) 続きまして予選第3位、最後の予選第14戦、大爆発ということになりましたね。ミスター麻雀、小島武夫プロでございます。いやぁ、本当によく盛り返して、この決勝卓まであがりましたね。
ん? まぁ、よくあるケースだから、いいんだよ。僕にすれば。
――― (土屋アナ) そうですか。まぁ、ここまでは小島プロの中では「まぁ当然だろう」というみたいな所あるかもしれませんけれども。決勝卓、ひとことお願いします。
いやまぁ、とりあえず牌と相談しながら打つよ。
――― (土屋アナ) 分かりました。予選第14戦で魅せたようなね、ああいう攻め、また期待したいという風に思います。頑張って下さい!
まぁ、どうなるか分かんないね。やってみないと。
予選4位 森山茂和プロ (日本プロ麻雀連盟)
予選合計 -18.8(対局順の成績 「2位 +5.0」「3位 -23.8」「3位 -16.7」「1位 +56.5」「3位 -13.4」「2位 +7.3」「4位 -33.7」)
ギリギリでの予選突破となった森山茂和プロ。予選の結果がリセットされるので、気持ちを新たに決勝に臨みたい所。名人戦初優勝となるでしょうか?
――― (土屋アナ) そして、最後予選の14戦は抜け番だったんですが、最後の椅子をゲットしました。森山茂和プロです。最後、14戦はあれどういう風に見てたんですか?
いや見てなかったんですけど、戻ってきたらね、小島先生が上にいたんで「あぁ、これはダメだなぁ」と思って。
――― (土屋アナ) あぁ、でも予選13戦終わった時点で、「行けるのかな。行けないのかな。」っていうのは。
行けるという計算で(ラス親で)ノーテンにしたんですけど。そしたらなんか変な展開になってきて。でも「まぁ、しょうがないな」って思ってたんですけど。そしたら絶好調の前原君がトップ獲れなくて、ラスになっちゃって。
まさか、僕と小島先生が残るなんて思ってもみなかったんで、先生、気楽ですね、これね。
――― (土屋アナ) すいません。森山プロもなんとなく気楽に見えるんですけど、どうですか?
二人、気楽なんですよ。だって、元々死んでたみたいなもんだから。・・・気楽にやりたいです。
▼ 予選の最終結果は、以下の通り。上位2名がダントツ。3位~5位が大接戦となりました。
実況・解説の、土屋アナ&馬場プロへのインタビュー
続いて、予選全14戦の実況・解説を担当した、土屋アナ&馬場プロのインタビューをご覧下さい。
※ 以下、馬場裕一プロは(★馬場)、土屋和彦アナは(●土屋)と表記します。
――― 決勝進出者の4人についての印象はいかがですか?
(★馬場)トップ通過は、前原さん。ディフェンディングチャンピオンとして昨年同様、ブルドーザーのような麻雀でね。「強い」の一言ですね。
(●土屋)本人の中でもうまく説明はできないのかもしれないですけど、「ここは行くぞ」って行けちゃって、「ここは行かないよ」って成功するっていうハマり方が「なんで前原さんだけ他のプロに比べてダントツ上手くいっちゃうの」っていうのは。
(★馬場)いや、上手く行っちゃんじゃなくて・・・。例えば、森山さんがあの配牌を純チャンに仕上げたりホンイツに仕上げたりするのと、同じ事なんですよ。あれも理屈じゃないんですよ。
(●土屋)そっかぁ。でも、森山・小島の両プロなんかは、ある程度のリスクをしょって、自分の意志を持っていく代わりに、手痛い代償を払っているように見えるんですよね。
――― 前原プロはなんであんなアガりができるのでしょうか?
(★馬場)それは、手牌のビジョンが見える人もいれば、アガりのビジョンが見える人がいるって事ですよ。「経験値」だと思いますよ。前原さんは、いろんな勝負の場で経験を培ったところがあって・・・。それは、小島流麻雀を誰も受け継げないように、前原流麻雀も誰も受け継げないんじゃないかな。理屈じゃないんですよ。
(●土屋)なるほどねぇ。・・・4人の中ではね、不気味っていう言い方が正しいか分からないけど、注目は森山プロですね。「常に闘ってぶつけていくイメージ」があるんだけども、予選の後半ではある程度、自分の今のポジションを見た上で、我慢をして、ここは耐える時間帯だっていう所で、決勝の2戦を見据えたクリアの仕方。
最後は危なかったという所もあったんですけど。こういう厳しい所を他の人の力もありつつ切り抜けた事によって、決勝卓ではどんな手が入るのか楽しみですよね。
――― 森山プロの初優勝なるか。注目ですね。
(★馬場)今シリーズの名人戦でいうと、一番麻雀の内容が充実しているのは森山さんだと思うので。やっぱり、攻める姿勢・手作り・バランスが一番優れているのが森山さん。その充実感がね、決勝戦で出てばいいなと思ってます。
――― 小島プロについてはいかがですか?
(●土屋)予選の最終戦に現れているように、ここ一番で普段のスタイルを崩してまで、なんかこう目に見えない力を発揮するのは、僕の印象では前原さんより強いですね、小島武夫プロはね。
あそこでトイトイをツモあがっちゃったり、第5回優勝した時ですかねぇ、ハイテイでツモったり。やっぱり、ドラマティックで「持ってる男」「持ってる雀士」という感じが常にしますね。
(★馬場)小島先生はね、よくぞ出てきたなと。本来、非常に難しいポジション。-70ポイントから決勝ですからねぇ。まぁ、流石としか言いようが無いですね。小島先生の場合は、名人戦優勝するとかしないとかいうのではなくて、とにかく出てきて、小島プロらしい豪快なアガリが見たいなという感じですね。
――― 2位通過の新津プロについてはいかがですか?
(●土屋)新津プロは、肉食系に立ち向かう、たった一人の草食系みたいな。静かに虎視眈々とチャンスを狙って、どれだけ効果的なアガリをしてかつ、ディフェンスであの猛攻撃を耐えきれるかという、そのあたりが見方として、注目したい所です。
(★馬場)新津さんは、もう安定の麻雀。新津さんの場合、出てくる相手が近藤さんか小島さんかで全然違ったと思います。この決勝戦は新津さんらしい、守りの麻雀とは言いませんけど、「半荘2回というとらえ方」で、見てくるんじゃないかと。
(●土屋)・・・個人的には、草食系代表の近ちゃん(近藤プロ)に頑張って欲しかったんですけどね。近藤誠一が草食系雀士代表で、もう肉食獣に半分噛じられながら、それでも噛み返すみたいなね。残念です。
敗退してしまった4人の分も、決勝では最高の戦いを期待したいですね。
決勝は半荘2回戦! 予選のポイントは関係なし。
決勝は、予選の結果がリセットされ、半荘2回戦。実況&解説は、予選と同じ土屋和彦アナ、馬場裕一プロのお二人。決勝では解説に、梶本琢程プロも加わります。
第8回モンド名人戦を制するのは、前原雄大プロ、新津潔プロ、小島武夫プロ、森山茂和プロの内、誰になるのか。皆様、熱い戦いをお見逃しなく!
決勝第1戦 2014/06/03 (火) 23:00 ~ 24:30
決勝第2戦 2014/06/10 (火) 23:00 ~ 24:30
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