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ポン! チー! カン! 鳴きを確認 [ルール 基本.5]
麻雀は、山から牌をツモるだけでなく、相手の捨て牌を利用してメンツを作る事もできます。このページでは、「鳴き」に関連する項目をお伝えします。その前に、基本用語を覚えておきましょう。
このように自分から見て、左の人を上家(かみちゃ)、右の人を下家(しもちゃ)、正面の人を対面(といめん)と呼びます。
上家が捨てた牌を、「チー」と宣言してメンツを作ることができます(対面・下家からは「チー」できません)。チーは、345、789などの、シュンツを完成させる動きです。画像で確認してみましょう。
ちょうど、この場合456で鳴くことも、678で鳴くこともできますが、好きな方を選んで鳴く事ができます。ちなみに、牌を見せる状態にすることをさらすとも言います。
完成したシュンツを、自分の手牌の右に置きます。チーした牌を一番左にして横に倒しましょう。
初心者は、間違えやすいですが、チーしたら、牌を1枚追加した事になるので、山からは牌は取らずに、1枚捨てます。間違えないように注意して下さい。
このように、数字の並びに関係なく、チーした牌は、さらした牌の一番左側に置きます。
鳴くことを食うとも言い、食い仕掛けという言葉を良く使うので覚えておきましょう(使用例. 「麻雀が強い人は、食い仕掛けが上手い」)。また、鳴いていない状態の事を門前(メンゼン)といいます。こちらも覚えておきましょう。
なお、チーでは、ほとんどのルールで禁じられている「食い換え」というルールがあります。
「得点を高くするため」「他家に振らないように」このようなチーを行いたい時がありますが、禁じられている事がほとんどです。チーに関する細かいルールは、「食い換え」だけですが、余裕が出たら覚えておきましょう。
「チー」は、上家の捨て牌でしかできませんでしたが、「ポン」は上家・対面・下家の誰からでも鳴くことができます。ポンは、222や中中中などの、コーツを完成させる動きです。画像で確認してみましょう。
手順としては、チーの時と一緒ですね。なお、ツモ順は、必ずポンした人の下家に移るので、このように対面からポンした場合は、上家がツモ順を飛ばされることになります。(下家からポンした場合は、対面と上家がツモ順が飛ばされる)
手牌のさらし方は、以下のように誰からポンしたか分かるようにします。
さきほどの、チーの場合も上家から鳴いたので、左の牌を倒していたんですね。(細かい話ですが、倒す牌自体は、左向きでも右向きでも構いません。)
なお、ポンしてできた刻子(コーツ)は、明刻(ミンコー)といい、ポンせずに作った刻子は、暗刻(アンコー)と呼びます。
チーやポンをすると、速くアガリに向かう事が可能になりますが、鳴いていないメンゼンの時よりも、点数が安くなる事が多いです。点数と速さのバランスをうまく意識して、少しずつ食い仕掛けを上達させましょう。
以下は、「カン」に関する解説ですが、 「チー」「ポン」をまだ覚えてない人は、読み飛ばして構わないので、まずは、「チー」「ポン」をしっかり覚えましょう。
同じ牌が4枚揃った時にできる「カン」は、やや特殊です。3枚の同一牌は、刻子(コーツ)といいましたが、4枚の同一牌は、槓子(カンツ)と言います。三種類あるので順にご説明します。
A.アンカンから。これは、下記のように、自分の手牌に4枚同じ牌が揃っている時にする事ができます。
なお、4枚あるからと言って、カンはしなくても構いません。あくまでも任意で「カン」を行います。
アンカンの場合はメンゼン扱いとなり、鳴いている事にはなりません(メンゼンのみ可能な「リーチ」という役がありますが、アンカンの時は「リーチ」もできます)
ルールによって異なりますが、一般的にカンをするとドラが増えます。① 新ドラをめっくて、次に②リンシャン牌をツモります。カンをした時、牌をツモることを忘れないでください。③ツモッた後は、通常通りに1枚牌を捨てます。
うーん。ちょっと分かりづらいと思うので、12秒の動画でチェックしてみましょう。
このリンシャン牌をツモってから、牌を捨てるという動作は、三種類のカンで共通なので、しっかり覚えてください。初めのころは、本当にツモり忘れることが多いですよ。
次は、B.ミンカンを見てみましょう。たまに、大ミンカンと言う人もいますが、これは、ポンに近い動きです。
ポンと同様に、誰から捨てられてもカンできます。
牌のさらし方も、ポンと同様です。対面から出た場合は、真中の牌のどちらかを倒せば良いです。繰り返しますが、カンをしたら、リンシャン牌をツモってから牌を捨てることを忘れないでください。
ちなみに、アンカンはお薦めですが、このミンカンは、それほどメリットがなく、手牌がさらされてしまうというデメリットがあるので、上級者は、ほとんどやらないと思います。
最後に、C.加カン(カカン)をチェックしましょう。加カンの場合は、既にポンしている事が前提で、自分のツモ番の時に行います。
このように、まさに加える感じのカンです。たまに、小ミンカンという人もいますが、加カンで覚えておきましょう。
加カンの場合は、すでに倒れている牌の上に、4枚目を追加してください。加カンは実践でもやる場合が多いです。
これで、三種類のカンの解説が終了です。実用度としては、1位 アンカン、2位 加カン、3位 ミンカンだと思います。カンをするとドラが増えるルールが一般的な為、カンが好きな人は多いですよ。実践の経験を積むと、カンの手順も、自然と身に付くと思いますよ。
あ。これまでメンツは3枚と言ってきましたが、この4枚のカンもメンツ扱いです。カンツがある状態であがった時は、特別に手牌が15枚以上になります。
また、ポン・チーをした直後はカンをする事はできませんので、注意して下さい。珍しいですが、カンをした直後にカンをすることはできます。
ここまで、「アガリについて」「役について」「鳴きについて」見てきたので、これでひとまず麻雀を打てることができると思います。次のページでは、ゲームを開始するために必要な手順を確認してみましょう。
まとめ: まずは「チー」と「ポン」をしっかり覚える。余裕が出たら「カン」も覚えよう。
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