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初出場・新井啓文プロのインタビュー 第15回モンド杯
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モンド杯初出場の、新井啓文プロに特別インタビューさせて頂きました。1戦目の対局を終えての感想も伺っています!
新井 啓文(あらい けいぶん) / 最高位戦日本プロ麻雀協会
――― モンド杯への意気込みを教えて下さい。
今回の対局は自分の麻雀人生を大きく左右する戦いになると思います。初出場ということで縮こまりがちですが、普段通り無難な方向に逃げず、限界ギリギリまで踏み込んで切り合いたいと思います。解説も視聴者が楽しめるものにしたいです。
――― モンド初出場の知らせを聞いた時は、どんな心境でしたか?
正直、今年出れるとは思ってなかったので、"最高位"以外、何も無いので・・・。「まさか出れるのか!」というのが正直な所でしたね。
初めて僕を見る視聴者の方も多いと思うので、気合いを入れてシャツとかも買いました(笑)
――― 会場に初めて来てスタジオの雰囲気とか、1戦目が終わっての感想はいかがですか。
卓につくまでは全然緊張してなかったんですけど、始まるとやはり違いますね。う~ん、最初の局は緊張して、明らかに合わせミスとかあって・・・。「起親ひいてラッキー!」って思ってたんですけど、起親じゃない方が良かったですね(笑) 東1局が一番ダメだった気がするので。
――― 麻雀の打ち筋について伺いたいんですが、自分はどんな雀風だと思いますか? 最近変えた事、意識している事はありますか?
「打点重視の攻撃型」「三段目で勝負する」「昭和型」「チートイツを狙いすぎるので、少し減らしている」という感じですね。
――― 「三段目で勝負する」という事は、流局間際のギリギリまで勝負すると?
そうですね。一戦目から「ちょっと当たるかもしれないけど、だいたい通るでしょ」っていう牌は押せていたので、僕はそういうので振り込むのはしょうがないと思っている方なので。それで三段目まで粘って。
それで打ち込むこともあるんですけど、「粘って勝負する麻雀」を目指しているので。内容的には一戦目はまぁまぁかなと思ってるんですけどね。
――― 「昭和型」というのは、新井プロの中でどういうイメージですか?
う~ん、「現代的でない」という意味合いで取って頂けると良いかなと。現代的っていうのは、まぁ「スピードを重んじる」みたいな感じですね。
僕はポン・チーがあまり好きではないですし、「打点で一発決める」という感じですかね。三色とか2ハン役全般、大好きなので。
「好き嫌いでやっちゃうと、ちょっとプロとしてはどうなのかな?」って思うところもあって、今、葛藤してるんですけど。まぁ、基本的に打点が見合えば勝負しますよ。
――― なるほど。ところで、麻雀以外に将棋もお好きだとか?
将棋も、もの凄く好きですね。将棋棋士の方とも交流があって、「囲碁・将棋チャンネル」という番組で、ハンデ付きですけど将棋棋士の方とTV対局させて頂いたこともあります。「週刊将棋」っていう将棋新聞も、定期購読で買ってますよ(笑)
――― それは本格的ですね。将棋と比べて、「麻雀の面白さ」ってどの辺に感じますか?
やっぱり麻雀が一番魅力的なのは「同じ局面が、たぶん一生に二回は現れない」っていうところですかね。たとえ、同じ局面が来たとしても相手によって全然違いますし。「絶対に再現性が無いゲーム」っていうのが面白いと思ってます。あと、麻雀は結構性格でるのも面白いですね。
――― 最後に、応援してくれるファンの皆様にメッセージをお願いします!
自分の麻雀は、ちまたの「赤のある麻雀」だとたぶん全然勝てない麻雀かもしれないですけど(笑) あまり皆さんがご覧になったことがないような麻雀を打って、皆さんに楽しんで頂ければ良いかなと。
この対局を見て頂いた皆さんが「本当にもう一度、新井の麻雀が観たい」と思って頂けるように打ちたいなと思っています。「ちょっと行きすぎだろ」って思われるところもあるかもしれませんが、それを含めて僕の麻雀なんで、そういう感じで観て頂ければと思います。
結果は麻雀なので、どうなるか分からないですけど。「絶対勝つぞ」という気持ちでやるんで、最高位の趣深い麻雀を楽しんでください!
▼ 予選初戦での土屋アナの紹介アナウンスと、対局前のコメント抜粋
『2001年プロ入り。13年目。第10期發王位戦で準優勝するも、ここから10年タイトルには恵まれず、プロ12年目で初の最高位決定戦に駒を進める。ここで、村上・近藤といった麻雀プロリーグ出場組に圧勝。初タイトル最高位に輝く、新井啓文!』
――― (土屋アナ) 初めまして、よろしくお願いします。
よろしくお願いします!
――― (土屋アナ) 今、旬な雀士という風に聞きましたよ。
そんな風に言われてるんですか、僕? あ、じゃ旬なところを今日は見せたいと思います。
――― (土屋アナ) やっぱり、新井プロにとっても、こういったモンドのTVマッチって言うのは、一つ憧れの舞台でしたか?
いやもう、本当に出たくて出たくて。もう嬉しいです、今日は。
――― (土屋アナ) なんかこう緊張感というよりかは「嬉しくて思いっきり打つぞ」という感じがしますね。
そうですね。あまり、意外と緊張してないですね。卓つくと分からないですけどね。
――― (土屋アナ) 自団体の人からは何かアドバイスみたいなのはありましたか?
アドバイスというか、まぁ「いつも通り打ってこいよ」と。でも「お前は大丈夫だよ」という風に言われました(笑)
――― (土屋アナ) 分かりました。初戦から期待してますので、頑張って下さい。
ありがとうございます!
予選は一人7半荘。新井プロはどんな麻雀を魅せてくれるでしょうか。皆様、最後までご注目ください!
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