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小林未沙さん&多井隆晴プロ&片山まさゆき先生
「四神降臨 ~LEGEND」インタビュー
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実況の小林未沙さん、解説の多井隆晴プロ&片山まさゆき先生のお三方に、「四神降臨 ~LEGEND」対局直前の特別インタビューさせて頂きました!
※ インタビュー内容については、できる限りそのまま掲載していますが、読みやすさを考えて、 一部、質問順番の入れ替えなどの、構成をさせて頂いてます。ご了承ください。
※ 以下、インタビュアー(管理人):「 ―――」。小林未沙さん:(▼未沙さん)、多井隆晴プロ:(★多井プロ)、片山まさゆき先生:(●片山先生) と表記します。
四神降臨ならではの魅力は?
――― 四神降臨ならではの魅力を、お伺いしたいのですが。(※小林未沙さんは毎回実況を、片山先生は毎回解説を担当。多井プロはプレーヤーとしても参戦経験あり)
(●片山先生)「対決構図がしっかりしている」事じゃないですか、企画として。最初の四神降臨は特に、各団体のリーグ戦のトップの四人が戦ったじゃないですか。今まであまりなかったですよね、麻雀界で。
(★多井プロ)そうですね。各団体との調整も大変でしょうしね。
(●片山先生)今回も、新しい構図ですよね、これは。世代間の。みんな見たいんだけど、意外と思いつかなかった構図ですよね。それを、いつもやっているのは、四神降臨ならではの魅力ですよね。
(★多井プロ)今回も本当凄いですよ。普通、ベテランプロは(オファーを)受けないですよ。若手と戦っても得ないじゃないですか。「勝って当たり前。負けたら何言われるかわからない」じゃないですか。
(●片山先生)麻雀だから、惨敗する可能性もあるわけで「あぁ、昔より今の方が強いのか」みたいに、言われないとも限らないじゃないですか。よっぽど自信がないと受けないんで、今日の二人は自信過剰なんじゃないですか。
>> 一同(笑) <<
(★多井プロ)本当にビックリですよね。だって極端な話「日本で何人麻雀プロで喰えてるプロいるんですか」って話ですよ。確実にトップの五本の指に入る二人が、こんな危険を冒す必要ないわけですよ。ハッキリ言うと。
(●片山先生)まだこれから売り出し中の二人ですから。実際本当に強いですから、若手の二人は。文句なく強いので、かなり危険なオファーを受けましたね。偉いと思いますよ、ベテランの二人は。
毎回、密度の濃い対局。
(▼未沙さん)一晩で半荘4回とかって、麻雀としては回数が少ないじゃないですか。でも、やっぱり今回は「こういう戦いだ」ってハッキリしていると、皆さんの気合いが違うんですよね。たった一晩とはいえ、凄く「密度が濃い」と言うか「温度が高い」と言うのは、凄く感じています。
(●片山先生)今までの四神降臨、すべて最終戦まで熱が入って盛り上がってるんですよね。なんか、奇跡的に面白くなるんですよね、最後まで。普通、誰かが抜けちゃて・・・。消化試合でダラダラっていうのが無いんですよね。最後まで手に汗握って、最後にもう一回どんでん返しが有るような事が何度も起きているので、ちょっと神がかっていますね、本当に。今のところ。
(★多井プロ)やっぱり、それぞれが「1回でもトップになった人をある程度マークする」わけですよ、普通のリーグ戦だとそれがないんですよ。スパンも長いですし。(リーグ戦の場合は)自分が4位から2位になる事も大事なんで。これは「1位じゃないと意味がない」ですから、自分の身を呈してでも、一位を削りに行くので。見逃しだとか。
(●片山先生)やっぱり、脇の三人が、そういう腕があるんですよね。最初トップとった人は、結構きつくなっちゃですよね、意外と。
(▼未沙さん)そうですね。打てる人ばかりですからね。
(★多井プロ) 若干、その点が、若手二人の不満材料では有るんですよね。タイトル戦決勝の経験値が少ないのと・・・。ネットだと5,000半荘、10,000半荘の長いスパンでの勝負なので「これだけ密度の高い4半荘で、集中力を保てるのかな」っていうのは、僕の中では、こわいなと。「出来て欲しいなと」期待しているんですが。
ベテラン二人は、慣れている訳ですよ。4回だろうが10回だろうが、その「決められた回数で自分を出すって事のプロ」なんですよ。あの二人はたしかに化け物なんですよ。タイトル数でもなんでも。いままで「何回、日本一になって来たの」っていう話しで、いっぱい勝って、いっぱい負けて来てるんで。
――― 先ほど、ベテランプロが「明け方、眠くならないか」心配されてましたが・・・。
(●片山先生)あぁ、体力的な事。
(▼未沙さん)夜遅いですからねぇ。
――― 見てる側も、結構明け方眠くなって来たんですが、実況・解説としてはいかがですか?
(★多井プロ)僕は飽きさせない様、時間帯によって決めてます。「この時間はちゃんと、きちんとした麻雀のお話しを多め」に、「ここは笑いを多めに」、有る程度眠くなる時間をリサーチして来ました。
(▼未沙さん)素晴らしい。
毎回、密度の濃い対局。
――― 前に、解説陣の説明で、土田プロは「昭和の麻雀」、片山先生は「平成の麻雀」とありましたね。
(▼未沙さん)あぁ、そうそう。
(●片山先生)僕の年にしては、かなり「若手の戦術を取り入れているタイプ」ですね。仕掛けるようになってきましたね。
(★多井プロ)本当に柔軟! 先生勝ちたいの(笑)?
(●片山先生)勝ちたい(笑) 普段から勝ちたいから。
(★多井プロ)その辺を、先生を含めてイジろうと思ってます。ベテランプロの二人は、勝ちたいとは思ってないですよ。もう勝っちゃったんで、勝ち方にこだわってるんですよ、僕もタイトル沢山とるまでは、勝ちたくてしょうがなかったんですよ。でも複数回勝っちゃうと、「後は自分らしく勝ちたい」とか、「自分が自分であればいい」とか・・・。
――― そろそろ時間ですね。貴重なお話、ありがとうございました!
(▼未沙さん)ありがとうございました。
(★多井プロ)ありがとうございました。
(●片山先生) ありがとうございました。
・・・ インタビューを振り返って。解説の片山先生、多井プロの「トークの巧みさ」が際立ってました。いつもの解説の、土田プロも本当にトークが上手ですが、多井プロも(ご存知の方が多いと思いますが)本当に上手で、放送中の皆さんのコメントを見ても、かなり高評価ぶりを感じました。
小林未沙さんは、相づちも非常に上手で、解説のお二人のトークを、引き立ててるのが印象的でした。四神降臨ならではの魅力の一つに、間違いなく「実況・解説陣の安定感」もありますよね。
また、対局の間、休憩時間中のVTRが作り込まれているのも特徴で、制作者側の「力の入れ具合」を感じます。
まだ、対局をご覧になってない方は、発売予定のDVDや、今後も放送される「四神降臨シリーズ」を、ぜひ注目してみて下さい!
小倉プロ&渋川プロインタビューへ << >> 四神降臨 LEGENDトップへ