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勝間和代さんインタビュー(第12回女流モンド杯 準決勝解説)
第12回女流モンド杯の準決勝に特別ゲスト解説として登場した、経済評論家の 勝間和代さん。「好きな麻雀プロ」「オススメの麻雀本」など、詳しくお話を伺っていますので、以下のインタビューをぜひご覧ください!(このページには、予選結果のネタバレはありません)
写真左から、勝間和代さん。実況の土屋和彦アナウンサー。解説の梶本琢程プロ。
※ 第12回女流モンド杯(14/15) コーナートップへ戻る
著作の累計発行部数は500万部(!)を突破している、ミリオンセラー作家の勝間さん。2014年8月に発売された『人生確率論のススメ』P160~P165には、「麻雀で学ぶ人生の確率計算」というコラムも掲載されています。
※ 以下、勝間和代さんは [★勝間] と表記します。(※ )の部分は、管理人が説明を追記しています。
強くなりたくて、麻雀プロにも習い始めた
――― 勝間さんは、いろいろなTV番組に出演されてますが、この女流モンドの収録の印象はいかがですか?
[★勝間] 編集がすごく優れてるので、みやすいですよね。実況の土屋アナとか、梶本プロの解説もわかり易いですし、非常に麻雀番組として優れていると思います。
――― 結構、MONDO TVの麻雀番組、ご覧になっているんですか?
[★勝間] 麻雀を本格的に始めたのが半年前なんですよ(※ 2014年夏の取材時)。半年前に始めた時に、「とりあえずプロの打ち筋を見てみよう」と。MONDO TVの麻雀番組はいろいろDVDを買って見ました。
――― DVDを買って! それはやる気ですね。
[★勝間] 私、スカパーに入ってるんですけど、ふと見たら、「スカパーにもMONDOが入ってるじゃん!」と。最近は録画して見てます。
・・・ゴルフ仲間で麻雀をやろうという話になってやってみたら、勝負にならないぐらい強い人が一人いたんですよ。「なんで?」って聞いたら、「プロに習ってる」って言うんで、「私も教えてと。プロに教わる仲間に入れて」と言って、プロに習い始めました。
――― 最高位戦の張プロに教わっているそうですね!(※ 張敏賢プロは、最高位戦のタイトル・最高位や、竹書房の麻雀最強戦のタイトル・最強位を獲得している強豪プロ。)
[★勝間] そうです。本腰入れて、無筋とか打たなくなったのは去年の冬からで、プロにしっかり習い始めたのが今年の春からです。張プロに、凄い丁寧に教えて頂いて、理解が深まりました。
あと、市販の麻雀本は、ほとんど隅から隅まで読んだと思います。とつげき東北さんの『科学する麻雀』や、最近だと、ネマタさんの『勝つための現代麻雀技術論』が凄く良いですね!
――― 今年の5月には、竹書房の麻雀最強戦にもご出演されましたね。
[★勝間] 予選で、ビッグダディ、漫画家の福本伸行さん、スポーツジャーナリストの金子達仁さんと対戦しました。
>> 麻雀最強戦2014 著名人代表決定戦・風神編 紹介記事へ
――― 対戦前のインタビューで、「確率しか興味が無い」と仰ってましたね(笑)
[★勝間] 確率重視なんですけど、最近はちょっと「打点との兼ね合い」と「守備の確率」まで範囲をひろげて考えるようになってきました。
例えば「確率論だと待ちが狭いけど、打点が高い」ケースなどですね。その辺りのバランスを意識するようになってきました。
――― なるほど。・・・プロだと、魚谷侑未プロがお好きだとか?
[★勝間] そうなんです。魚谷プロの「リスクとリターンのバランス」が好きですね。MONDOをみてても、魚谷プロの捨てる牌と、自分の予想がだいたい一致しています。「ここはリーチをかけるかけない」とか「ここはシャンテン戻しをする」といった発想が近いんだと思います。
最近は、月1ぐらいで魚谷プロにも麻雀を教えて頂いています。
――― それはうらやましいです。ちなみに、男性プロだと、誰がお好きですか?
[★勝間] そうですねぇ、小倉孝プロとか好きですよ。(※ デジタル雀士で有名な若手プロ)
――― さすがデジタル雀士ですね(笑) ところで、勝間さんはリーチに対してはどういう考えなんでしょうか?
[★勝間] ダマと点数のバランスで考えますね。リーチをかけた瞬間に、まず半分の確率でツモれて、さらに裏ドラのる確率が2~3割あるんで、凄い得なんですよ、リーチが。
だけど、なにが問題かっていうと、満貫以上とか、ヘタすると5200以上だと、リーチかけても倍倍には増えていかないんで、アガれる確率を考えると、かえって損になっちゃうケースがあるんですよね。
――― たしかに。
[★勝間] 2ハンとか3ハンとかは、リーチをしますし、あとは「他の人からは絶対ロンあがりしたくない」、例えば三暗刻の時などは、リーチかける事が多いですね。
もちろん、なにが何でもリーチとかじゃないですよ。リーチかけた方が良いかどうかは、状況に応じて考えます。ただ、追っかけリーチはほとんどかけません。よっぽど良い時じゃないと。
――― えっ、そうなんですか?
[★勝間] 追っかけてる時点で負けてると思っているからです。データを見ると、先制リーチが7割がた勝つんで。「今リーチかけてる人から出るな」って時は、追っかけリーチかけますけど。
――― なるほど、データを重視している勝間さんらしいですね。最後に、勝間さんが考える「麻雀の面白さ」というのを教えて頂けますか?
[★勝間] なんて言ったらいいんですかねぇ。私は、基本的に数値計算が好きなんで、数独(すうどく)とかと感覚が一緒だと思います。ロジック組んで1~9がどこになるかって言う。麻雀は、数独と比べても単純さが少ないのが、魅力ですね。
対人ゲームで、友達と遊べるのも面白いですね。コミュニケーションツールとしても優秀ですし。リアルでもネットでも楽しめますし、すっかりハマってしまいました(笑)
――― 今日は、いろいろと楽しいお話ありがとうございました。11月の麻雀バトルロイヤルにも出演されるんですよね?
[★勝間] そうですね。モト冬樹さん、やくみつるさん、堀江貴文さんと同じチームで出場させて頂きます。皆さん、良かったらご覧ください!
[※追記] 勝間さんには、麻雀バトルロイヤルの取材時にもお話を伺っています。下記インタビューもぜひご覧下さい!
ちなみに、2014/05/15発売の『近代麻雀 2014年 6/15号』の「梶やんが解説してみたい麻雀」第1弾として、勝間和代さんが取り上げられています。(巻頭カラー3ページ)
勝間さんはNTTぷららの「部活DO!【至高の麻雀部】」で、部長の土田浩翔プロと麻雀対談をされています。スマホ・タブレットユーザーの方は、こちらもぜひチェックしてみて下さい。
[勝間和代さんインタビュー(第12回女流モンド杯 準決勝解説)]
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