第24回. [本章] 麻雀メディア編 ➂

第24回. [本章] ~ 麻雀メディア編 ~(バビィの新・「プロ論」)

[更新日:2018/02/02(全文掲載)、公開日:2018/01/07]

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月刊「麻雀界」で好評連載中のバビィの新・「プロ論」。以下、「2018年1月1日発売号」の連載内容を特別に掲載させて頂いています。(太字・色づけ等は当サイトにて付与)

▼▼▼ ここから馬場プロの連載より ▼▼▼

麻雀映像新時代の幕開け

読む雀」から「観る雀」へ――麻雀映像メディア時代の扉を開けたのが、元最高位であり、元最強位でもある張敏賢さんでした。

張さんは最高位戦を退会後、(株)RTD を設立して代表取締社長に就任。現在はAbemaTVさんの麻雀番組を統括する敏腕プロデューサーとして、忙しい日々を送っております。

大きなテーマの一つとして、麻雀のイメージを変える、ということでやってきたのですが、若い方や女性のファンが増えているみたいで、それは本当に嬉しい限りです」そう語る張さん。

現役時代タイトルホルダーとして活躍していた張さんだけに、プレーヤーの気持ちがわかるということも、番組成功の大きな要因になっていたのではないでしょうか。

そんな張さんに「麻雀番組のプロデューサーとして困難な事態に陥ったことはありますか?」と問いかけたところ、

張:困難なことは特にないです。念願を叶えていただいたサイバーエージェントの藤田晋社長やAbemaTVの皆様、出場しているプロの皆様、そして視聴者の皆様には感謝しかありません。

という答えが返ってきました。さて、張さんが開拓したニコ生における麻雀コンテンツ。

それをさらに発展させ、拡大したのが(株)スリーアローズコミュニケーションズの代表取締社長である山田昌和さんであります。

山田さんはニコ生内に「麻雀スリアロチャンネル」という企業チャンネルを開設。数多くの優良麻雀番組を制作されたのです。

そんな山田社長に、張社長と同じ質問をぶつけてみました。

――「麻雀スリアロチャンネル」を設立されて、予想外に嬉しかったこと、あるいは良かったと思われたことはありますか?

山田:そうですね。まず「予想外」のほうですが、やはりサイバーエージェントの藤田晋社長にスリアロチャンネルを観ていただけたことですかね。

それがきっかけで、藤田社長が麻雀放送に興味を持ってもらえたわけですから。今現在、藤田社長が麻雀業界全体を応援してくれていることは、本当にありがたいし、今後も含めて楽しみでもあります。

次に「良かった」ことですが、それまであり得なかった麻雀プロ団体の対局番組が実現できて、ほぼ毎日放送するまでになったことに尽きるでしょうね。そしてそれにより、麻雀愛好家が打つこと以外に、観る楽しみを感じてくれる人が増えたこと、これが私にとって良かった、と同時にとても嬉しいという思いが強いです。

――では、逆に「麻雀スリアロチャンネル」を設立されて、予想外の「困難な事態」みたいなものはいかがでしょうか?

山田:うーん、まあ順調なことも多いですが、確かに「困難」も多々ありましたなあ(笑)

いろいろあるのですが、目下のところニコニコ生放送の運営が、他のサイトに比べて遅れを取り始めている感があるのが悩みかもしれませんね。

IT関係はうつろいが早く、しかも激しいので、素早い対応と判断が必要になってくると思っているものでして…。

――なるほど。よくわかります。それでは、今後の目標とか理想などがありましたら、お聞かせください。

山田:麻雀業界はプロアマやリアルネット問わず、ひとつの組織にまとまって、麻雀ファンを増やす努力をし、そして麻雀ファンに対して様々なアプローチをし続けていかなければならないと考えています。

そういった枠組みを作りたいと言うのが、一番の目標ですね。

張さんも山田さんも「麻雀映像メディア」に携わって、それぞれの充足感を得、また新たな目標、理想に向かって邁進している様子がうかがえます。

ここでポイントとなるのが、お二人とも、もともとプロ麻雀業界と深く関わっていた人たちであるということです。これまでの麻雀メディアといえば「麻雀業界外」の方々が中心となっていました。

それが映像時代を迎え、業界に精通(?)している人たちが主導権を握るようになってきた。

プレーヤーや麻雀ファンの立場や気持ちをよく理解できるという点では、理想的なメディア陣であり制作スタッフなのですが、その反面、業界との接点が濃い分、様々な障害も発生しつつ あるようです。

2018年は、麻雀映像メディア間の「競争」が、もっと激化するという予想が成されています。果たしてどんな展開、結末が待ち受けているのか。

次回は、そこら辺の「裏事情」をにらみつつ、映像時代のプロ麻雀界への提言を、有識者を交えてまとめていきたいと考えております。

(つづく)

▲▲▲ ここまで馬場プロの連載より ▲▲▲

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▼ 上記は、月刊「麻雀界」2018年1月1日発売号に掲載された内容です。

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