第25回. [本章] 麻雀メディア編 ➃

第25回. [本章] ~ 麻雀メディア編 ~(バビィの新・「プロ論」)

[更新日:2018/03/02(全文掲載)、公開日:2018/02/02]

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月刊「麻雀界」で好評連載中のバビィの新・「プロ論」。以下、「2018年2月1日発売号」の連載内容を特別に掲載させて頂いています。(太字・色づけ等は当サイトにて付与)

▼▼▼ ここから馬場プロの連載より ▼▼▼

映像時代だからこそ生じる問題

もう二月に入りましたが、改めて、新年あけましておめでとうございます。今年も「新プロ論」よろしくお願いいたします。

2018年、映像麻雀の幕開けはAbemaTVさんの「RTD 駅伝」でした。

トッププロと著名人雀豪20名が一堂に介し元日生配信、しかも27時間ぶっ続けという大型企画。さらにAbemaTV さんは人気女子プロによる「Girl's Fight2 準決勝・決勝」、トッププロと著名人雀豪16名による「RTD リーグ」etc と攻勢の手を緩めません。もちろん他の麻雀映像メディアも黙ってはいない。

麻雀プロの対局番組といえば、20年以上の歴史を誇る老舗MONDO TVさんが毎週火曜日に「麻雀プロリーグ」をCSで放送。

同じくCSでは、フジテレビさん、テレビ朝日さん、TBSさん、日本テレビさん、エンタメ~テレさん、Vパラダイスさんも麻雀番組を続々と企画、放送しております。

ニコ生さんやFRESH!さんを中心としたネットメディアに目を移せば、スリアロチャンネルさん、連盟チャンネルさん、雀サクッTVさんといった麻雀専門チャンネルが毎日のように麻雀番組を生配信してくれている。

そして地上波では、人気麻雀漫画の実写化「咲‐saki‐阿知賀編 episode of side-A」がMBS(TBS)でドラマ放送。

それだけでなく1月20日から映画が一般公開されたのです(現在も上映中)。年明け早々からこの勢い。いったい誰がこんな時代が来ると想像できたでしょうか。

ただ、これだけ麻雀映像メディアや麻雀番組が増えてくると、いくつかの問題が出てきます。

ひとつはコンテンツの重複。同時に対局メンバーの重複

制作側は他の番組と一線を画しているつもりでしょうが、観る側は違う。

よほどのマニアな方でない限り、区別がつかないというのが現状なのです。MONDO TVさんの「モンド式」、フジテレビさんの「われポン」「極雀」、TBSさんの「トップ目とったんで!」といったルールや出演者に特色がある番組はいいのですが、麻雀プロがメインの対局番組は、深刻な事態を迎えつつあるような気がします。

ここで注目したいのが、ネット系の麻雀チャンネルとしては後発の雀サクッTVさん。

放送にしろ配信にしろ、ほとんどのメディアが東京発信なのに対し、雀サクッTVさんは大阪を中心に麻雀番組を配信しているのです。

雀サクッTVの楠田重頼社長にお話をうかがいました。

――「雀サクッTV」を始められて、何か成果みたいなものはありましたか。

楠田:何といっても一番は関西在住のプロに活躍の場を提供できたことですね。夕刊フジ杯とか京都グリーンリーグとか関西女流リーグとか、麻雀ファンの皆さんにその存在をアピールすることができました。

――なるほど、関西に限らず、地方在住のプロが映像メディアに取り上げられる機会はかなり少ないですものね。

楠田:それ以外にも、関西サンマ(三麻)や中国麻雀など、ローカルな麻雀にスポットを当てることができたことも良かったなと思っています。

――確かに、そういった特殊ルールを映像配信できるのは、ある意味雀サクッTVさんの持ち味といえますね。

楠田:個人的には弊社のアサピンをクローズアップできたことも大きいかな(笑)。解説や天鳳配信とか。

――天鳳位を二度も制したアサピンさんが生配信に登場することで、ネット雀士やアマチュア雀士の憧れの存在になりましたものね。

楠田:アサピンだけでなく他の社員たちも、雀サクッTVに遣り甲斐(やりがい)や生き甲斐(いきがい)を見出してくれたのも嬉しかったです。

――なるほど。では逆に「雀サクッTV」を始められて難しい問題に直面されたことなどありますか。

楠田:そうですねえ……初期の段階は、すべて手探りであったため、いろいろしなくてよい失敗や投資がかさんだことかなあ。

――やはり、お金の面ですか。

楠田:本当はもっといい映像でお届けしたいという思いはあるのですが、機材自体の価格がピンキリなもので、道具にこだわるときりがないんですよね……

「雀サクッTV」を開局して、番組内容も関わるスタッフもキャストも、皆さん充実していると語ってくれた楠田社長。

しかし横たわる大問題がひとつ。「お金」であります。

これは実は「雀サクッTV」さんだけの問題ではないのです。

(つづく)

▲▲▲ ここまで馬場プロの連載より ▲▲▲

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▼ 上記は、月刊「麻雀界」2018年2月1日発売号に掲載された内容です。

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