第37回. [本章] Mリーグ編 ➅

第37回. [本章] ~ Mリーグ編 ~(バビィの新・「プロ論」)

[更新日:2019/03/01]

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月刊「麻雀界」で好評連載中のバビィの新・「プロ論」。以下、「2019年2月1日発売号」の連載内容を特別に掲載させて頂いています。(太字・色づけ等は当サイトにて付与)

▼▼▼ ここから馬場プロの連載より ▼▼▼

Mリーグにおける麻雀番組への影響

先日セガサミーさんの本社にお邪魔させていただきました。

社内パブリックビューイング(以下、PV)の司会進行を務めるためにです。

もちろん「セガサミーフェニックス」チームが出場しているMリーグのPV。

勝ち負けに関係なく会場内は大いに盛り上がりました。

まさか、こういう「形」で麻雀が楽しめる時代が来ようとは…

Mリーグが火をつけた「観る(見る)雀」ブームは、今年さらなる広がりをみせることは間違いないでしょう。

「観る雀」の起こりは1991年に遡ります。この年、第三期麻雀最強戦が開催され(優勝・伊藤優孝プロ)、そのビデオが発売されたのです。

決勝戦の2半荘、丸ごと映像化したのは初めてのことでした。

そして4年後の1995年、フジテレビで「われポン」の放送が始まります。

さらにその2年後の1997年、MONDOが「麻雀デラックス(現・麻雀プロリーグ)」の放送を開始。

麻雀ファンの間で「観る雀」への興味が沸きつつありました。

それでも「麻雀は《観るもの》ではなくて《打つもの》だ」という考え方が、まだ根強く残っていたのです。その概念を打ち破ったのが、2011年に開催された「麻雀最強戦2011」でした。

予選からファイナル、そして決勝戦までの全対局をニコ生で生配信

特に予選のひとつである「著名人麻雀最強戦」は麻雀番組としては驚異の28万人もの視聴者が来場したのであります。もちろん「麻雀最強戦2011」はDVD化され、好調な売れ行きを示しました。

「放送」から「配信」へ、「ビデオ」から「DVD」へ、「観る雀」を取り巻く環境は大きく様変わりしたのです。そこへ2016年AbemaTVが登場。スマホで手軽に「観る雀」を楽しめる時代の到来です。

昨年2018年にはMリーグが発足し、「観る競技」としての麻雀を普及させたのであります。

さて、こうした状況を、昔から「麻雀放送」に携わっていた映像メディアの人たちはどう受け止めているのでしょうか。

何人かの関係者の方にお話を聞いてまいりました。立場がある皆様なので、複数回答をひとつの回答にまとめて掲載させていただきます。

――AbemaTVとMリーグの登場を、どう思っていらっしゃいますか?

そうですねえ… Mリーグが始まったことで、テレビ番組の中で麻雀番組への注目度が大いに上がったと感じています。

数多くある番組の中で、麻雀番組の視聴率は意外に高い、というのは業界関係者の中では知られていたことなのですが、Mリーグの影響で一般の視聴者の方にもそれ(麻雀番組は人気がある)が広く伝わったのではないか、と感じています。

――具体的な例などありますでしょうか?

たとえば、取引先担当者に対し、お勧めのコンテンツとして麻雀番組を提案したとき、昔は、「え?麻雀?」と驚かれることがしばしばあったんですね。

 でも今は逆に、「確かに麻雀番組は人気だよね。色んなところでやっているしね。」という反応が返ってくるようになりました。

――他に「Mリーグ効果」みたいなものを感じたことはありますか?

プロ雀士と言う職業に対しても、注目度が高まったように感じています。

番組出演者としての魅力が高い、と認知されたことが大きいのではないかなあ。特に女流雀士は、ビジュアル的にもテレビ映えするプロの方が増えたように思います。

これにより映画やドラマと同じように、人気のコンテンツとして視聴率を稼げる番組、視聴率がついてくる、と言う評価を得られつつあるのではないか、というのが実感です。

並行して麻雀対局のDVD制作に携わっている関係者の方々にも、お話をうかがいました。

こちらも、複数回答をひとつの回答にまとめて掲載します。

――AbemaTVとMリーグの登場を、どう思っていらっしゃいますか?

Mリーグ凄い反響ですよね。

Mリーグを観ているユーザーは比較的若く、DVDユーザーとイコールではないので、これを機に若い方も過去の対局に関心をもってもらえると嬉しいなあ、と思っています。

――「Mリーグ効果」を期待されているんですね?

それは確かにそうなんですが… その反面AbemaTVでは、トッププロの対局が無料で観れてしまうので、放送・DVDを問わず、お金を払って麻雀対局を観るという感覚がなくなってしまうのではないか、その事態を恐れているというのは否めません。

Mリーグの発展は、今まで映像メディアに携わってきた人たちに、どんな影響を与えていくのでしょうか。

インタビューの続きを含め、次号で改めて検証いたします。

(つづく)

▲▲▲ ここまで馬場プロの連載より ▲▲▲

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▼ 上記は、月刊「麻雀界」2019年2月1日発売号に掲載された内容です。

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