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初心者が覚えておきたい取り決め [ルール 基本.9]
ここまでの8ステップで、麻雀の概要を説明してきました。最後に、初心者が覚えておきたい9つの取り決めを確認してみましょう。
麻雀は、本当に細かい取り決めが多いですが、ひとまずこの重要な9個を抑えておけば、ゲームを楽しむことができると思います。それでは、1つひとつ見て行きましょう。
ページ1でも、お伝えしましたが、東1局~南4局までを行う東南戦(とんなんせん)が基本です。半荘(はんちゃん)とも言い、1日で半荘4回を行う事が多いです。
ネット麻雀ゲームなどでは、時間があまりかからない事もあって、東1局~東4局までの東風戦(とんぷうせん)も人気があります。
スタート時の持ち点(配給原点)は、25,000点スタートが主流で、終了時は30,000点を基準に計算する、25,000持ちの30,000点返しが基本となります。
25,000点持ちの30,000点返しとは、どういう事かというと、実質的に、1人マイナス5,000点の状態でスタートして、1着を取った人が、プラス20,000点のトップ賞(オカ)をもらえるという意味です。
このトップ賞(オカ)を採用しているルールでは、1着をとることが非常に重要になってきます。他に、27,000点持ちの30,000点返しや、30,000点持ちの30,000点返しを、採用している場合もあります。
順位ウマとは、1ゲーム終了後の順位に対する点数の事で、5-10(ゴットー)、10-20(ワンツー)、10-30(ワンスリー)などがあります。
ポイントは、4着が1着分を、3着が2着分を支払う点です。これは、さきほど確認したトップ(オカ)とは、全く別物なので、1着を取ると順位ウマの面でも大きなメリットがあります。4着をラスといいますが、ラスだけは避けたいですね。
連荘(れんちゃん)とは、同じ親が続き、1本場、2本場と積み上げていく事ですが、アガリ連荘・テンパイ連荘というルールがあります。基本的には、テンパイ連荘です。
なお、「テンパイしているけれど、役がない状態」の、形式テンパイはテンパイ扱いとするルールが主流です。親の時は、流局してもテンパイに持っていきたいですね。
東南戦の南4局、東風戦の東4局を、オーラスといいますが、オーラスでどういう時にゲームが終了するかも、いろいろ決まりがあります。
アガリ止めありが主流で、通常、親がアガって1着の時は、アガリ止めを行って、1着を確定させます。
なお、オーラスで流局した場合、親がテンパイなら連荘、ノーテンなら終了とするルールが一般的です。(たまに、オーラスの親だけノーテンでも終了としない取り決めもあります)
点数が無くなった状態を、「ハコシタ」「ハコ」「とび」「ぶっとび」「ドボン」などと言います。通常は、ハコシタ終了ルールが採用され、誰かの点数がマイナスになった場合は、すぐに終了となります。
なお、ハコシタ終了ルールには、「0点ぴったりの場合は、とびになる」「0点ぴったりの場合、とびにならない」ルールがあります。どちらが採用されているか、事前に確認しておいた方が良いでしょう。
赤ドラありなしは、麻雀の戦術が変わってくるほど、もの凄く重要なルールです。赤ドラとは、マンズ・ピンズ・ソーズの5に各1枚(合計3枚)、赤い牌を混ぜ、それを持っているとドラとするものです。(これは、ドラ表示牌とは関係なく、固定のドラとなります)
赤ドラがない方が、麻雀の実力差が出やすいですが、赤ドラありだと、手が高くなる事が多いので、初心者には嬉しいルールと言えるかもしれません。実力勝負の麻雀大会等では、赤ドラが無い場合が多いです。
一発・裏ドラは、リーチに関するルールで、一発・裏ドラありが主流です。(役ページで、リーチについてご確認ください。)
また、カンが発生した時に増える、カンドラあり・カン裏ドラありも主流です。
なお、たまにカンドラ即ノリという表現をする事があります。これは、カンが発生した瞬間にドラを増やすことで、通常は、カンドラ即ノリなので、気にしなくても構いません。(たまに、カンの種類によって、ドラを増やすタイミングを変えるルールもあります)
一発や裏ドラが無いほど、高い手が作りづらく、短期間で実力差が出やすいので、プロのタイトル戦などでは、一発・裏ドラが無い場合もあります。
ありありや、なしなしというルールも、非常に大事なルールで、通常は、ありありルールとなります。
ありありの、最初のありは、「クイタンあり」、次のありは「後付けあり」の事です。(と言っても、最初は、よく分からないと思うので、詳しくは役の解説ページでご確認ください)
これまでの9ステップを覚えておけば、ひとまず「麻雀が一通りわかった」状態になると思います。後は、「基本的な役を覚えて、習うより慣れろ」で、たくさん麻雀をやってみて下さい!
細かいルールは、実践で覚えていけばOKですが、実践編として細かいルールも解説しているので、麻雀に慣れた頃に、確認してみて下さい。
まとめ: これでルールの基本はバッチリ。あとは代表的な役を覚えて、習うより慣れろで、たくさん麻雀をやってみよう。
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ルールの実践編では、ダブロン、チョンボ、途中流局などの、実践的なルールも解説しているので、基本的な役を覚えたらステップアップに覚えてみてください。