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役の複合について覚えておこう [役 基本.3]
次の手牌であがると、「メン・タン・ピン・ツモ・三色、6ハンで跳満!」となりますが、いろいろな役が組み合わさってますよね。これを役の複合といいます。(「メン」はリーチの意味です。)
役はいろいろありますが、「複合するケース」「複合しないケース」などがあるので、いろいろと見て行きましょう。
上位役とは下位役の成立条件を含んでいる役のことです。言葉だと、わかりづらいですが、かなり単純です。下記の5つあります。
1.リーチ(下位役)とダブルリーチ(上位役)は複合しない。
2.イーペーコー(下位役)とリャンペーコー(上位役)は複合しない。
3.ホンイツ(下位役)とチンイツ(上位役)は複合しない。
4.チャンタ(下位役)と純チャン(上位役)は複合しない。
5.チャンタ(下位役)とホンロー(上位役)は複合しない。
1~4番目は分かりやすいと思いますが、5番目のチャンタとホンローが複合しない点は、注意が必要ですね。
牌の組み合わせには、同じ牌が複数の、222など縦に伸びたトイツ系と、234など手牌が横に伸びたシュンツ系があります。
麻雀のアガリの形は常に「どれか一つ」となり、トイツ系で役を付けて、シュンツ系でさらに役を付けることはできません。そして、麻雀には高点法の原則があり、必ず最終的に高い手で判断されます。
3つの例を見て、理解を深めてみましょう。
例1. チートイツにも、リャンペーコーにも取れる場合
トイツ系のチートイツと、メンツ系のリャンペーコーは複合しません。例えば3萬を、同じ牌2枚のトイツと見るか、345萬のシュンツが2つと見るかは、どちらかにしなければいけません。子のロンあがりの場合、チートイツと取ると二ハン25符で1,600点。リャンペーコーで取ると三ハン40符で5,200点ですが、必ず高いほうのリャンペーコーになります。
例2. サンアンコーにも、純チャンにも取れる場合
これも、「1ピンをコーツと見るか、123ピンのシュンツ3つと見るか、どちらか一つ」という風に、トイツ系か、シュンツ系でどちらかにしなければなりません。この場合は、「ツモ・サンアンコー(計3ハン)」とも、「ツモ・ピンフ・ジュンチャン・イーペーコー(計6ハン)」とも取れますが、必ず高い方の後者で取ります。
例3. シュンツ系同士でも、常に高い方にとる
これは、どちらもシュンツ系ですが、高点法の原則の例です。子のロンあがりだった場合、2ピンを雀頭にしてタンヤオ・ピンフ・イーペーコーと取ると、三ハン30符で3,900点。
5ピンを雀頭にしてタンヤオ・サンショク・イーペーコーと取ると、四ハン40符で満貫の8,000点になり、必ず高い方のこちらになります。
いろいろありますが、「アガリのメンツ構成はどれか一つとなり、点数の一番高いものにする」と言うことでシンプルですね。
役満の場合は、基本的に「役は複合しない」と考えておきましょう。
例えば、大三元であがった時も、「ロン!リーチ・一発・大三元・ドラ3」などとは言わずに、点数は変わらないので、「ロン!大三元」というのが一般的です。
役満の場合、通常の役と複合したり、ドラがあっても意味が無いとも言えますね。
本来は役満同士も複合する事はなく、ダブル役満、トリプル役満というのは無いのが正式ルールです。ただ、麻雀ゲームなどでは、下記のような役満同士の複合は認めるルールが一般的です。
例1. 大三元・字一色のダブル役満
例2. 大四喜・字一色のダブル役満
盛り上がるので、この例のように役満同士の複合は、認めてもいいと思います。(ただ、四暗刻タンキ待ちでダブル役満など、一つの役満でダブル役満になるローカルルールは、本来の意味からはずれているので、あまりお薦めはしません)
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